もうそろそろ春が近づいてきているのでしょうか。日本はぽかぽか陽気の日もあるかと思います。コネチカットはまだ完全に雪解けにはならず、週末、散歩する森は写真でご覧のとおりの光景です。

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先週末、久しぶりにお気に入りの蚤の市に行ってみると、広場のオアシスとなっているダイナー(日本でいうところの食堂)が新装開店になっていました。以前はこのダイナー、古びていて、窓ガラスなども油でコテコテの感じだったのです。よって扉を開けて入るのに結構、勇気が入ったのですが、改装したとあっては景気をつけてあげたいところ。店内に入るとレイアウトはそのままに、でも壁も床も真新しくて快適なダイナー空間に変身を遂げていました。さっそく朝食を注文し、相方は卵をサニーサイドに。私は定番のスクランブルエッグ。アメリカのダイナーといえば、コーヒーが麦茶の出がらしのような味で出てくるところも多々あるのですが、このダイナーのコーヒーは美味しいです。カフェのグルメコーヒーに匹敵するぐらい。運んできてくれた給仕のウエイトレスさんに、「コーヒーが美味しい!」と褒めてみると、「でしょ! 豆も前とは違うところに変えたから」と自信ありげの返答でした。

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蚤の市の帰りは、これまたお気に入りのアンティークモールへ。ここは大きなウインドーのディスプレイを頻繁に変えて、お勧めの入荷アイテムをドラマチックに見せてくれるので、時々足を運ぶショップなのです。うまく写真が撮れてなくて残念ですが、まぁ、こんな感じです。テーマはバレンタインのはずだけど、ちょっと色彩が地味? かもしれません。

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再びコネチカットから

コネチカットの自宅に戻ってからはひたすら掃除に明け暮れています。帰宅後の翌日には早々に外の雪かきを。時差ぼけがまだ調整できていないというのに、やらなければならないことが山積みです。コネチカットはとにかく寒くて、きょうの外の気温は昼間がマイナス3度で夜はマイナス11度。車の運転も凍った道路にハンドルをとられないよう、慎重に走らなければなりません。

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私がいない間、MOMOSUKEは、相方のオフィスに同伴出勤していたそうです。写真は学生が自習するゼミ室でメールチェックするMOMOSUKEです。

アメリカに戻ります

今、このBlogをコネチカットヘ戻る経由地の、デトロイト空港で書き込みしています。今、デトロイト空港の建物の外はマイナス17度。滑走路は一面雪景色で身も縮み上がるほどの文字どおり凍えそうな景色です。これからさらに私は東北方面目指してあと2時間半のフライトが続きますが、ここで日本でお世話になった全ての方々へ一言でも御礼を申し上げないといけません。皆様、いろいろと本当にありがとうございました。次回はアメリカ、あるいは日本で再びお目にかかれる日を楽しみにしています。今回の約1ヶ月間の日本滞在はあっという間に時間が経ち、とても内容の濃い滞在でした。欲を申せば、あと1週間、ゆっくり温泉にでも浸れる休日が欲しかったです。が、家族の冬休みも終わって仕事が始まっているので、私一人がのんびりしているわけにもいきません。明日からまたアメリカでの日常に戻らなければ。。。帰国日が近づくに従って、日本の家には通販の段ボール箱が次々に届きました。いえいえ、私が何かを注文しているのではなく、アメリカの家族の者が、日本の雑誌や書籍やゲームソフトなど、ネットであれこれ注文しては、アメリカに持って帰って! ということなのです。行きも、相当重いスーツケースを引きずってきたのですから、帰りは軽い身支度でもっと優雅に帰りたかったけれど、そうは問屋が卸してくれないようです。

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では、近況報告は再びコネチカットからいたします。どうぞ、どなた様も風邪にはくれぐれもお気をつけて。私も寒さに負けないよう頑張ります。

新年会 '09

京都に住む友人宅に新年会でおじゃましました。四条河原町からバスを乗って北へ、北へ。車窓から眺める京の街は、少しずつ変化している様が見てとれ、それはそれで楽しいバスの旅でした。だけど百万遍の手前、京都大学の石塀に差し掛かったところで、あの西部講堂付近が工事現場のテントで覆われていて、びっくり。エエー、あの建物がなくなった? と一瞬、狼狽えてしまいましたが、友人宅で合流した京大関係者に聞くと、「新しい建物をたてているのだけど、バックに控える講堂は保存されます」ということでした。いろいろと思い出のある建物なので、それを聞いてホッと安心。

やがてバスは大通りからひっそりとした通りに入り、そこで私は下車。友人宅まではバス停から徒歩で約5分ほどです。地味目の商店街をトコトコ歩いていると、通りすがりに今や遠方からもファンが足を運ぶという本屋、恵文社があるではないですか。企画展を開催中という張り紙に惹かれて、ちょっとだけ寄り道することに。恵文社は、もう随分前に東京の小さな出版社の編集者から、新刊書の営業に行ける、おもしろい本屋はないか、と訊かれて、ここを推薦書店の1件としてリストアップし伝えたことがありました。その時はまだ知る人ぞ知る、といった存在だったのに今やこんなにメジャーになって〜と感慨深かったです。

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ヨーロッパに行った時につくづく感じたことですが、ヨーロッパはまだ個人経営の本屋の生存率が高く、お店自体が情報発信基地として十分に機能しています。それに反してアメリカは、個人経営の本屋が大手チェーン店の競争に負けて、どんどんつぶれていってます。チェーン店の大手本屋はどこの支店に入ってもレイアウトも同じ。店頭に飾られている売れ筋本のディスプレイも同じ。お店自体から発している主張もなければ、個性もありません。文化が画一化され、本当につまらない……。日本はアメリカのようになってほしくないなあと思います。ユニークな書店が育っていって欲しいと、ホントに心の底から願います。

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ここに掲載している写真2枚はヨーロッパのブリュッセルにて出会った本屋さんを撮影したものです。

友人宅での新年会は、主宰者カップルが年末にフランスのお里帰りから持ち帰ってきたワインとチーズでまずは乾杯! その日一日かけて料理しまくったというアジアン・キュジーヌに舌鼓を打ちながら、楽しい宴は夜遅くまで続きました。

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 新年、あけましておめでとうございます。昨年中は、これまでどおりご贔屓いただいているお客様も、新たなご縁をいただきましたお客様にも大変お世話になりました。ありがとうございました。

 昨年のリーマン・ショック以来、世界は激動につぐ激動で、およそ2ヶ月先、3ヶ月先のことを読むのもむずかしい時代になってしまいましたが、ジャンクジャンクドットコムは、おそらくそんな世間と裏腹に、淡々とした日常生活とアンティーキングの日々が続くことだろうと思います。2008年は新たな出会いとご縁の年で、実り多い一年でした。どうぞ、2009年が皆様にとって素晴らしい年でありますように。今年もご愛顧いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。

昨日、FilterWorksさんにて開催された展示会が終了いたしました。足を運んでいただいたお客様お一人おひとりに厚く御礼申し上げます。幸い会期中はお天気がよく(最終日夕方は雨が降ってしまいましたが)、お部屋の中で陽気な日差しをうけながら、アメリカから、そしてヨーロッパから持ち帰りましたアンティークのお話をさせていただき、大変幸せな時を過ごすことができました。お買い上げいただいた品々が皆様のお手元でどのように使っていただけるのか、想像するだけで楽しい気分がつのります。ありがとうございました。

さて、展示会は一旦終了......と思っておりましたが、FilterWorksさんのご要望により、引続き、12月26日(金)〜28日(日)まで開催する運びとなりました。会場は同じ場所で。お時間は正午12時〜18時までになります。最寄り駅は阪急電鉄宝塚線の門戸厄神駅下車。駅からお電話をいただければ車でお迎えに上がります。

それでは皆様にとってよいクリスマスでありますように!
私は一足早く、我が家のご近所で行われたパーティーでクリスマスを祝ってきました。毎年、ご近所にある地元のシーフード・レストランがクリスマスツリーの点灯式にコミュニティー一帯の住民たちをご招待してくださるのですが、写真は当日会場の入り口に飾られていたクリスマスツリーと会場内の様子(奥のガラスの向こうに見えるのが点灯式の主役、屋外ツリーたち)です。

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昨日、ジャンクジャンクドットコムからFilterWorksさんへの搬入を終えました。本日、スタートした展示会場のディスプレイをご覧のとおり撮影してみましたので、ここに掲載いたします。tenjikai03.jpg

今回は、ヨーロッパはベルギーと北フランスで買い付けてきたアンティーク・レースをたくさんご用意いたしました。アンティーク・リネンもたくさん! 手作り作品に活用していただけるファブリックもいろいろ並べています。FilterWorksさんのイギリスからの椅子や子ども用アイアンベッドなど、シャビーシックな家具のアイテムもアンティーク雑貨とマッチングしています。

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本日はお天気がよく、ポカポカとした日差しを受けながら、お客様との会話も弾みました。明日のお天気もよさそうです。どうぞ、どなた様もお足運びいただけますよう、FilterWorksさんの店主、深江さん共々、お待ち申し上げております。

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展示会のお知らせ

今月19日(12月19日金曜日)〜21日(日曜日)にイギリス・アンティークのFilterWorksさんにて、3日間の展示会が始まります。

場所:兵庫県西宮市上が原七番町
期間:12月19日(金)〜 12月21日(日)
時間:11:00 〜 19:00

なお、FILTER WORKSさんの展示会場は駅から徒歩で20分と離れているため、お電話をいただければ最寄り駅の阪急・門戸厄神※まで車で迎えに上がるということです。どうぞ、ご遠慮なくご一報くださいませ。

それでは、皆様と会場でお会いできることを楽しみにしております。

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↑ 上記写真は、FilterWorksさんの先の展示会会場を撮影したものです。

日本に里帰り中です

一昨日の夜、関西国際空港に辿り着きました。12月に入って一層、飛行機は満席でしたが、映画を見たり、本を読んだりしながら、長い空の旅を乗り切って日本に降り立ちました。これから日本でクリスマスとお正月を過ごし、来月中旬まで滞在する予定です。

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今回も、ジャンクジャンクドットコムのアンティークたちをご紹介するべく、展示会などの楽しいイベントへのお誘いを承っておりますが、詳細は追ってこのブログにてご案内いたしますので、時々更新をチェックしてご覧いただければ幸いです。

さて、コネチカットを離陸する前日にジャンクジャンクドットコムのカタログページを更新いたしました。新たなアイテムを5点、キッチングッズとリネンのページに掲載しております。発送は日本国内からゆうパックにて発送いたします。ご注文及びご質問は、e-mail: orders@junkjunk.com にてうけたまわっておりますので、お気に召したものがございましたら、どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

詳細はこちらです ↓

ジャンクジャンクドットコム

Kitchen goods のカタログページ
Linenのカタログページ

kitchen goodsページにフィネル FINELの琺瑯エナメルケトル、ダンスクDANSKのミルクパン,Cathrine Holm キャサリンホルムのロータスシリーズから木のハンドルのスキレットなどキッチンアイテムを合計4点、Linenページにヴィンテージ・キルトを1点の掲載。

先週の水曜日から昨日にかけて、1週間ほど所用でサンフランシスコに滞在していました。西海岸は、東海岸よりは日中暖かく過ごしやすい気候でしたが、夜はさすがに冷え込み、外出時の服のチョイスにはかなり気をつかったものです。宿は今回、ユニオンスクエア近隣にあるHotel Nikko(ホテル日航サンフランシスコ)に泊まることにしました。前回の旅でも、そして今回の旅でも感じたことですが、やはり街の中心部に宿をとると、交通の便もよく。どこへ出かけるにも時間のロスがありません。定番の観光をこなすにも、すべてがスムーズです。

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初日は、マーケット通りをぶらぶらと歩いて、噂のフェリービルディングへ行ってみました。建物のゲート前には、オーガニックの野菜や果物が満載のファーマーズ・マーケットの屋台がずらり出ています。ここでは1週間分のリンゴやオレンジなど、主に果物をショッピングすることにして、さっそく建物の中へ入ってみると、そこはグルメ街に相応しいショップが様々に並んでいます。ワインバーにチーズの専門店、チョコレート屋、パンのACMEにキノコだけを扱うお店。日本料理の仕出し屋さんもお弁当やお惣菜を並べて頑張っていました。私はそこでランチ用にお弁当を注文し、野外のテーブルにてさっそく賞味することに。いずれも野菜がメインの総菜は、京料理のように薄味で、関西風味に慣れている私にはとっても美味しかったです。ワイルドライスをビネガーとオリーブオイルとチーズで和えたご飯ものは、サンフランシスコスタイルなのでしょうか。お客さんは観光客というよりもほとんどが地元の人たちのようでした。

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2日目はレンタカーを調達して郊外に足を伸ばしたり、大きなアンティーク・モールにも行ったり。週末は2つのFlea Marketを覗き、近郊の街、バークレーでは、障害者たちが車椅子を颯爽と走らせ、まるで街を突き抜けるように進んでいる様を見ては、“さすが〜バークレー!”(バークレーという街はアメリカ全州に先駆けて障害者団体の活動が活発です)と唸ってしまいました。日本人街では、食料品や本などの買い物をしたり。かなり街歩きを楽しみましたが、そのように連日、サンフランシスコの街中や周辺を歩いてみてつくづく感じたことは、この街に住むにはタフネスさがなければならない、ということ。東海岸では感じることのない肌感覚が、サンフランシスコには確かにありました。避けようもないぐらい……。

つまりは、経済格差が如実に現れている様に驚かされ、たじろぎ、最後は「ここには住めない」(現地住民の方々、ゴメンナサイ)という感想を持つに至ったわけですが、サンフランシスコもまたアメリカの負の部分が隠しようもなく現れている街だと思います。このストリートはおしゃれで素敵な通りだな、とうきうきしながら歩いているその2ブロック先には、もう殺伐とした光景に突き当たったりします。特に大きなアンティーク・モールなどは、土地に不慣れな者が探しながら行くには、少々、危険なように感じました。できれば、土地勘のある人に付き添ってもらうか、事前に道をよくリサーチして、レンタカーで動くか。そのどちらかが私たち地元住民でない者には適当のような気がします。

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それでも、サンフランシスコは、グルメの街に変わりはありませんし、また雑貨ファンにとっては、最高に楽しめる所です。チェーン店ではなく、遊び心を知り尽くしたオーナーさんたちが選びに選び抜いた雑貨たちがディスプレイされている個人商店がいくつもあり、また古書や新書を扱う個人書店の多さは他の都市には例がないほどです。サイキック(霊能者のお店?)の看板を数多く見かけたことも、サンフランシスコならではのカルチャーではないかしら……と恐れ入りました。

最終日は、長い長い改装期間を経て今年、5年ぶりにオープンしたサイエンス・ミュージアムに行きました。北米では今、話題のミュージアムということで大変な混雑ぶりでしたが、一見の価値は十分にあります。一つのミュージアムの中に水族館があり、レインフォレスト(熱帯雨林)に、プラネタリウムがあり。屋上の行けば、Living Roofも!! 一つのミュージアムで地球を取り巻く自然と科学のあれこれを知る事ができる、貴重な学びの場です。サンフランシスコご旅行の際には、ぜひ訪れてくださいませ。写真は、館内を撮影したもので、レインフォレストのドームの様子です。

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