明日、引っ越し屋さんから梱包の作業をする人たちがやってきます。朝の8時からスタートするというので、早起きしなくては。その翌日はいよいよ荷物を送り出し、その後即座に私たちは自宅がマーケットに出る前の、最後の仕上げに入ります。庭の剪定はなんとか終了。きょうはそれら刈り取った草や庭木の枝などをコンポストに運び、途中、ペンキや洗剤など、通常のゴミ出しができないものをリサイクルセンターに運搬。くるくると動き回る毎日です。一昨日はそんな私たちの陣中見舞いに、日本人のお友達がおにぎりを握って持ってきてくれました。唐辛子がきいたピリ辛の佃を中に入れたものとわかめのふりかけをまぶしたものの2タイプ。どちらもアメリカでは入手困難な食材なのにわざわざ差し入れてくれた友人の気遣いに、日本のどこか懐かしい優しさに触れた気がして、おにぎりをほお張りながら胸がいっぱいになりました。
肉体労働が進む一方で、ミネソタでお世話になった人たちや友人たちとの別れの食事会も粛々と進んでいます。最初に食事に誘ってくれたのは、カレンの上司。上司と彼の奥さんとそのお母様。5人でロシアンレストランで食事を取りました。上司であるご夫妻は私たちをメーン州からここミネソタへと招き入れてくれた人たちです。当初は右も左も分からない私たちを様々なパーティーやイベントに連れ出してはミネソタの社交生活がどういったものであるのかを案内してくれました。上司は本職の傍らベストセラーを何冊も世に出している有名作家、奥さんのウォーカーはセントポール/ミネアポリスで様々な慈善事業を軌道に乗せる社交界の華とでもいうべき人物。私たちにとって彼らはいわば、ミネソタでの親代わりのような存在でした。今こうして振り返ると、どれほどの親孝行ができたのかは不明ですが、カレンが東部にポジションを得たことをお二人が喜んでくださっている姿を見るにつけ、少しは恩返しができたのかなぁと思います。
昨夜はいつも一緒につるんではいろんな思い出をつくってくれた友達とタイ料理レストランでの食事会。皆、仕事のために他州からやってきた人たちばかりです。今期は、カレンを含めて数名の人たちが他でポジションを得て、ミネソタから離れていくとか。やっと親しくなれた人たちだったのに........ 。内輪話を報告の形で聞きながらも、ここに残される彼らの表情がどことなく寂しげで、別れの食事会は最後までセンチメントな気分に包まれました。
ミネソタを去るには本当に名残惜しいです。ただ今、セントポール市は、恒例のクラッシックカーによるモーターショウが行われている最中。街にはこれまで目にしたこともない鮮やかな色の車やクラッシックカーの改造車が走っています。ああ、まだまだこの街を楽しみたい! その気持ちとは裏腹に時間は刻々と進んでいくのですね。カウントダウンは明日もまた一歩前進です。
