団地をリフォーム
暑さも少しずつ緩やかになってきました。そしてきょうは秋晴れ。スカッと晴れ渡る青い空に誘われるようにして、近隣へサイクリングに出かけてみました。ご近所には今、大規模な高層マンションが建設中なのですが、そこが高級有料老人ホームだと知ったのは、一昨日の新聞広告にて。広告写真をチラッと見ると、ロビーはバンコクのオリエンタルホテルに見まがうほどの豪華さです。ホーッ、すごい……なんて建物のゴージャスさはさることながら入居金額の高さに溜め息をつきながら、きょうはその老人ホームの建築現場を素通りして、ドンドンと西の方角へとペダルを漕ぎました。
途中、予想外に面白い場所に立ち寄ったのは家を出てからすでに1時間も経ってからのことです。かつて昭和の時代、日本各地で積み木を並べるように建てられていた団地がそのままの姿で残されている地域に迷い込んだのでした。団地の数ある棟は解体予定なのか、そのほとんどがブルーシートに囲まれています。だけど、ただ一棟だけに「オープンハウス」の張り紙が。なんだろ? と足を踏み入れた途端、そこは団地一棟を関西にある5つの大学で学ぶ建築家の学生たちが一戸ずつリフォームするというプロジェクトの現場だということに気づきました。一般市民にも広く公開中というポスターに引き込まれて、見学をすることに。1部屋ずつ、ゆっくりと拝見させていただきました。

廃材を使った床に珪藻土の壁。アルミの床材に部屋をまっ二つに仕切る土間。一階にある部屋などは地下を掘って間取りを増やしています。
学生さんたちの斬新な知恵に脱帽。改装にかかった費用も公開されており、これからリノベーション予定のある身としては、とっても参考になりました。同現場は、一般公開後、解体されるそうです。
